老化を促進する酸化ストレス

卵巣年齢が気になりはじめたら、エイジング対策として、抗酸化成分を積極的にとることを心がけましょう。

 

抗酸化成分とは、体内で発生する活性酸素の害からからだを守る働きをもつ成分のことです。緑茶に含まれるカテキン、ブルーベリーに含まれるアントシアニン、高麗人参に含まれるサポニン、大豆に含まれるイソフラボンなどのポリフェノールや緑黄色野菜に豊富なβカロテンなどが抗酸化成分です。

 

これらの成分は、からだをサビさせる作用をもつ活性酸素を消去することで体内の酸化ストレスを減らし、からだを若々しい状態に保つ働きがあります。これらの成分は、普段の食事とともにサプリメントで補うことで効率よくとることができ、効果が期待できます。

 

活性酸素は、呼吸によって取り入れらた酸素の一部がエネルギー代謝の過程で変化してできるほか、紫外線や喫煙、ストレスなどさまざまな要因で発生します。殺菌作用などよい働きもありますが、過剰になると老化を促進し、がんにかかりやすくなるなど悪影響をもたらします。タバコを吸う人は、吸わない人より閉経が1~2年早くなりますが、これは、喫煙による酸化ストレスの影響と考えられています。

 

酸化するものには、脂質をはじめ、遺伝情報をもつ核酸や代謝に関わる酵素など、全身に数多くあり、肌のはり、弾力をつくりだすコラーゲンや弾性繊維のエラスチンも、活性酸素の標的になりやすいことが知られています。コラーゲンやエラスチンは、酸化ストレスで新陳代謝が異常になり、量が激減したり、異常な構造のものが増加し本来の役割を果たせなくなって、深いシワやたるみが生じます。血管が柔軟性を失って硬くなる動脈硬化症も、血管の内側にある血管内皮細胞やコラーゲン、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)などが、活性酸素により酸化された結果引きおこされるといわれています。

 

 

肌をキレイにする抗酸化成分

抗酸化ストレスを抑えるため、からだには活性酸素を消去する作用をもつスーパーオキサイドディスムターゼ(SOD)やカタラーゼなどの酵素をつくる力がありますが、加齢とともに衰えてしまいます。それを補ってくれるのが、野菜や果実に含まれる豊富な抗酸化成分です。抗酸化力の強い野菜は、ケール、ビーツ、赤ピーマン、芽キャベツ、ブロッコリーなどがあり、意外かもしれませんが、ジャガイモやサツマイモにも抗酸化成分が多く含まれます。

 

米国の研究では、水溶性の抗酸化ビタミンであるビタミンCを食事から多くとっている人ほど、シワが少なく、老化による肌の乾燥が低かったと報告されています。別の報告では、サプリメントのビタミンCと、脂溶性の抗酸化ビタミンであるビタミンE、トマトに豊富なリコピンを一緒にとると、紫外線による肌のダメージを防ぐことがわかりました。

 

また、肌の健康を考えたとき、もうひとつ忘れたくないのがコエンザイムQ10です。コエンザイムQ10は、それ自体が抗酸化力をもっているうえに、ビタミンCと協働し、体内のビタミンEを酸化から守り抗酸化力を高める働きをします。コエンザイムQ10は、肌では表面の角質に多く含まれ、細胞のひとつひとつの新陳代謝を活発にし、しみ、シワの予防と改善すると考えられています。加齢とともに体内で産生される量が減少するので、サプリメントで積極的に補っていくといいでしょう。肌をキレイに保つ抗酸化成分の多くは、血管でも抗酸化力を発揮することがわかっています。

 

2015年11月21日更新