月経不順

月経周期には個人差があります。体調や環境の変化によっても左右されることがあり、おおよそ25~35日周期の範囲なら正常です。

 

病的な月経不順には、周期が24日以下で月に数回月経がきてしまう頻発月経と、周期が46日を越える稀発月経があります。いずれも排卵していない無排卵月経と排卵している月経があります。

 

無排卵性の月経は、思春期や更年期に多く、卵巣機能が未熟だったり低下していたりすることが原因で、日常生活に支障がない、貧血がない場合、経過観察しますが、20~40代で無排卵が長く続く場合、不妊、子宮内膜症などの原因になるため、排卵誘発剤やホルモン剤などでの治療を考えます。

 

排卵性の場合、不妊、貧血などの問題がなければ、経過観察したり、ホルモン剤による月経周期の調節を行います。月経不順で心配な場合は、基礎体温をつけ婦人科を受診し、ホルモン検査を受けたほうがいいでしょう。

 

初潮は10~14歳くらいまでの間にくることが多く、14歳までに95%の女性にきています。18歳になっても月経がこない場合、原発性無月経といい、染色体異常による卵巣の発育不全、先天性の性器形成障害などの原因が考えられます。また、副腎や甲状腺などに病気があるため月経がこないことがあります。

 

それまできていた月経が突然こなくなることを続発性無月経といい、極端なダイエットやストレス、過激なスポーツが原因となることが多いほか、ホルモンをコントロールする脳の視床下部や下垂体の機能低下、副腎や甲状腺の病気が原因になることもあります。

 

ダイエットやストレス、過激なスポーツが原因の場合、ホルモン治療が行われます。月経不順を長期間放置すると、治療を受けてもなかなか月経がこないこともあるため、突然月経がこなくなったら、早めに婦人科を受診し治療をする必要があります。

 

閉経の平均年齢は50.5歳ですが、43歳までに閉経してしまうことを早期閉経といい、58歳を過ぎても月経が続くことを遅発閉経といいます。早期閉経の原因はわからないことも多く、まれに30代で月経がこなることもあります。早期閉経は、ホルモン補充療法で治療を行います。遅発閉経の場合は、子宮筋腫などの病気をともなっていることも多く、原因に応じて治療を行います。

 

 

不正出血

不正出血とは、月経以外の子宮、膣、外陰部からの異常出血で、周期的な月経以外の出血を不正出血といい、さまざまな原因があります。

 

妊娠していない場合、外陰炎や膣炎、子宮頸管炎や子宮頸管ポリープ、子宮筋腫などの良性腫瘍、子宮頸がんなどの悪性腫瘍、ホルモンバランスの乱れなどが原因になることがあります。

 

2015年12月8日更新