立ちくらみ

急に立ち上がったときにフラッとするのが立ちくらみです。

 

急に立ち上がると、からだを循環していた血液は下半身に集まりますが、自律神経の働きにより下半身の血管を縮めて血液を押し上げ、上半身の血液を保ちます。

 

自律神経のバランスが乱れていると、立ち上がったときの反応が鈍くなり、その機能が低下することにより、血液が下半身にとどまり上半身の血液が不足し、脳に十分な酸素が届かず虚血状態になるため立ちくらみがおこります。

 

そのため、自律神経のバランスが未熟な思春期と、自律神経のバランスが乱れる更年期、ダイエットなどによってホルモンバランスが乱れたときなどにおきやすくなります。

 

 

肩こり

肩こりは、不自然な姿勢を続け首のうしろから肩にかけた僧帽筋が緊張して血流が悪くなり、頚椎や首、肩の周辺の筋肉に疲労物質がたまることによっておこります。肩こりが男性より女性の多いのは、筋肉量が少ないことによるものです。

 

同じ姿勢で料理を作ったり、パソコンを長時間使ったりすることで肩こりになりますので、長時間同じ姿勢を続けず、1時間に1回は首や肩をまわしたり、ストレッチをしたり、温めたりするといいでしょう。またビタミンEは、血流をよくする効果があり、肩こりにも有効です。

 

 

からだの冷え

からだは自律神経がコントロールし、外気の温度が高くなれば、血管を広げて血液の流れをよくし体内の熱を外に発散しながら平熱を保ち、寒いときには、血管を収縮させて体内の熱を外に出さないようにします。

 

自律神経が乱れると血管の拡張や収縮の調節がうまくいかなくなり、血液循環が悪くなり、からだが冷えます。特に手足の先が冷えやすいのは、末梢にいくほど血管が細くなり、循環がさらに悪くなるからです。ストレスや女性ホルモンバランスの乱れ、喫煙やダイエット、運動不足、偏食など、さまざまな要因で自律神経が乱れます。自律神経の乱れを正常に戻すには、ストレスをためない、適度な運動をする、規則正しくバランスの取れた食事をとるなど、生活習慣の改善を心がけることが大切です。

 

血行をよくし、ホルモン分泌を調整する働きがあるビタミンE、血液の主要な材料である鉄分の吸収を促進し、毛細血管の機能を保持する働きがあるビタミンCなどは、特に冷えに効果のあるビタミンで、普段の食事に加え、サプリメントで補うと効果が期待できます。原因が糖尿病や膠原病の場合もあるため、ひどいようなら内科を受診したほうがいいでしょう。

 

 

むくみ

むくみとは、血液中の体液が血管の外の皮下組織に水分としてたまった状態をいいます。

 

睡眠不足や夜間に水分をとったときなどに顔がむくんだり、立ちっぱなしでいたときに足がむくむことがりますが、これらはいずれも心配のないむくみで、時間が経てば解消します。

 

月経前に分泌が多くなるプロゲステロン(黄体ホルモン)は、水分を貯蓄させる働きがあるため、月経前になるとむくむことがありますが、月経がはじまってプロゲステロンの分泌が減ると解消します。

 

月経前のむくみがひどいときは、水分の代謝を促す漢方薬を婦人科で処方してもらうといいでしょう。妊娠すると水分の代謝が悪くなるためむくみやすく、むくみは妊娠中毒症の典型的な症状でもあります。

 

長時間同じ姿勢でいない、寝る前に水分をとりすぎない、足を高くして寝ることなどで予防できますが、むくんでしまったときは、ストレッチやマッサージなどが効果があります。原因がわからないむくみは、心臓、腎臓、肝臓などに病気がある場合がありますので、内科を受診したほうがいいでしょう。

 

 

頻尿

一般的に、男性より尿道が短い女性は、排尿回数が多いといえます。

 

利尿効果のあるカフェインを含んだコーヒーや緑茶をのむと、すぐにトイレにいきたくなりますし、急に冷えたり緊張したりすると、腎臓の血流が増えて尿の量がふえるため、トイレにいく回数が増えます。

 

また、妊娠中は、大きくなった子宮が膀胱を圧迫するため、トイレが近くなります。一日に10回以上排尿することを頻尿といい、水分をとりすぎたときのほか、膀胱炎、腎臓結石、膀胱腫瘍などが原因で頻尿になります。また、心因性の頻尿もあります。

 

 

尿失禁

無意識に尿がもれてしまうことを、尿失禁(尿もれ)といいます。

 

尿もれには、腹圧性、切迫性、反射性尿失禁などのタイプがあり、切迫性や反射性尿失禁は、神経系の障害や病的な原因でおこります。腹圧性尿失禁は、笑ったり、くしゃみをしたり、重いものを持ったりしておなかに力が入ったときに、思わず尿がもれてしますもので、女性の尿失禁は大半が腹圧性尿失禁です。

 

出産によって、膣や尿道口の周囲を取り巻き排尿時以外は尿が出ないように締める働きをする骨盤底筋群がゆるむためにおこり、中年期以降になるとおこりやすくなります。

 

尿もれの予防は、尿もれ体操(骨盤底筋群を引き締める体操)が有効です。妊娠中から産後にやっておくことにより、尿もれを予防できます。軽い尿もれで悩んでいる人にも効果があり、更年期期以降の尿もれ予防にもなります。

 

体操を続けても改善しない場合、膀胱や子宮のダメージが大きい可能性がありますので、婦人科を受診し、薬物療法やペッサリーを入れて膀胱を引き上げる治療を行います。それでも治らない場合、泌尿器科を受診し、手術を受けることになります。

 

<尿もれ体操1>

1)立って足をクロスして

片側の足を前に出したときにギュッと意識しながら肛門と膣のまわりの筋肉を締める。

 

2)足を開いて立った姿勢で

足を肩幅に開き、ひざの力を抜いて立ち、おしりの筋肉を締めたまま肛門や膣を締めたり緩めたりする。

 

 

<尿もれ体操2>

1)あお向けに寝て、足先は開いて、ひざの間にタオルを挟み90度くらいひざを立て、おしりの筋肉を緩める。息をはきながら肛門や膣のまわりの筋肉を締めたり、息を吸いながらゆるめたりを繰り返す。

 

2)あお向けに寝て、足を閉じて90度くらいひざを立て、1)同様、おしりの筋肉を緩める。意気をはきながら肛門や膣のまわりの筋肉を締めたり、息を吸いながらゆるめたりを繰り返す。

 

3)あお向けに寝て、足の裏をつけて、ひざをひらき、1)2)同様、肛門と膣のまわりの筋肉を収縮させる。

 

2015年12月11日更新